何を基準に「安全」なのか!?
MAZDAのディーラーは次々と改装されオシャレになっているけども、お世話になっている東京近郊の某関東MAZDA店舗は、初めて買った9年前からあまり雰囲気は変わっていない。相変わらず店内の至るところに様々なプロモーションポスターが貼られていて、それを読んでいるだけでも退屈しない。エンジンオイルや、オートエグゼのパーツ、純正ホイールを履いたスタッドレスタイヤなどいろいろあるけど、その中に「MAZDAはどのクルマも世界最高レベルに安全です!!」といったこのブランドらしい主張をするものも見られる。JNCAPやユーロNCAPで五つ星をとりました!!と言われてもその場では他社モデルとの比較があまりしづらいのだけど、なんかいいクルマなんだなってことはわかる。
やはりIIHSが一番参考になる!?
しかしJNCAPなどは近年ではほとんど輸入車のテストは行っておらず、MAZDAが輸入車に対してどれだけ優位なのかはあまり実感できない。ユーロNCAPにしても現地でヒットしている欧州メーカー車は軒並みスコアは高く、MAZDA車もそれと同水準ですよ!!ってことはわかるが、それでは日本市場でVWやBMWではなくMAZDAを「安全面の理由」で選ぶ決定的な根拠にはならない。世界で最もテストされるクルマの数が多いことで知られるアメリカのIIHSならば、MAZDAの相対的な評価がわかるだろう・・・と思い、久々に結構真剣にサイトを見たところ、なかなかビックリなことになっていた。ちなみにこのテストでは最上級の安全評価認定には「TOP SAFETY PICKプラス」と名付けられたものが与えられている。次点が「TOP SAFETY PICK」となり、この2つに当てはまらない「無冠」のクルマが、2020年だと被験車両の7割ほどを占めている。かなり厳しいテストだとわかる。