「クルマ貴族」向けの日本車・5選

第3位 ホンダCR-V・e:HEV・マスターピースAWD (本体447万円)

 

本当の贅沢とは!?

小型SUVもミドルSUVも人気の日本市場だけど、アウトランダーPHEVと並んで最も優れた性能を持っているSUVは高額過ぎてあまり売れないらしい。RAV4、CX-5、フォレスターと同じクラスのSUVはどのメーカーも売りやすいパッケージに絞り込んでいて、最上級グレードでも思ったほど装備がついてこない。それに対してホンダCR-Vは、「マスターピース」と「ブラックエディション」の2タイプの特別グレードが用意されていて、どちらも「本革シート」「電動パノラミックサンルーフ」「助手席パワーシート」「後席シートヒーター」が付いていくる。これレクサスの上位車種(RX)だったり、MAZDAだったらMAZDA6のみの設定だし、スバルでは販売が終了してしまったレガシィだけに設定されていた。

 

日本車の誇り

ホンダのこれまでの活躍には疑いの余地はないのだけど、「高級車のイメージがあまりない」というコンプレックスがあるようで、2010年代より日本市場ではアコードやCR-Vは安売りしない方針をとっている。当初はアメリカ市場の最量販モデル(大衆モデル)を日本では高級車に見せかけているだけ!!みたいな目で見られていたけども、装備の内容を比較してもアコード&CR-Vの日本市場向けの方針にはブレはないようだ。アコードと対峙するカムリ、MAZDA6や、CR-Vと比較されるハリアー、RAV4、CX-5、フォレスターの方が、売り込みやすい「安易なパッケージ」で、あまり高級感が演出できなくなってきている。日本市場ではフラッグシップと言える車格なのだから、CR-Vのように本気のフル装備グレードがあってもいいと思うのだが・・・。

 




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