上手く証拠隠滅してる!?
マセラティのSUVであるレヴァンテはどうもあまり人気がない。他の総合自動車メーカーがなかなか作れなくなったラグジュアリーサルーンや、古典的なグランドツアラーらしいラグジュアリークーペを作ってさえいれば、世界中の市場がマセラティに憧れてくれるというのに、SUVを作ってさらに販売台数を増やそうを画策した。まあドイツの某スポーツブランドの真似がしたくなったのだろう。Eセグサルーンのギブリがそれなりに上手くいったようだ。水平貴重で美しいフォルムのサルーンだったし、MAZDAにもこんなサルーンがあってもいいかもとすら感じた。
お互い様
東洋工業(現MAZDA)の四輪車・創世記の頃の名車「コスモスポーツ」は、マセラティ・ミストラルという古典グランドツアラーのデザインに酷似している。ミストラルが1965年、コスモスポーツが1968年なので、当時最もおしゃれだったイタリアの名門ブランドのモデルをお手本にしたのだろう。マセラティの現状のラインナップは、ギブリ、クワトロポルテ、レヴァンテ、グランツーリズモ、グランカブリオとあるが、デザイン的にほとんど隙のないラインナップだ。MAZDAと同じでブランド内のモデルは「すべてカッコ良くないとダメ」そんなポリシーが感じられる。これからもMAZDAとともに良いデザインを作り続けて欲しい。