ポルシェ718ケイマンGT4
自然吸気は正義だ!!
トヨタとスバルが86/BRZのフルモデルチェンジを用意している。GRブランドの次なるビッグ企画は86なのだろうけど、すでに4Lの水平対抗6気筒自然吸気を積んだ718ケイマンGT4が1293万円で発売されている中で、どんなスケールになるのだろうか!? 初代のBRZ/86の発表時もポルシェ・ケイマンをライバルモデルに挙げていたけども、名指しされた相手は、自然吸気のピュアスポーツとしての純度を一気に上げてきた。もちろんよほどの覚悟がなければ手が出ないモデルではあるけども、ポルシェが日本市場で自然吸気モデルを復活させたことはあらゆる意味でポジティブなことだ。IS-Fも日本で売ろう!!
ドイツメーカーの明るい話題
2010年代に入ってから、ドイツメーカー全体のイメージが悪い。一律なターボ化、ディーゼル化、そして挙句の果てには排ガス偽装をし、HVも故障が多くすぐに廃番になるなど、各ブランドがあらゆる醜態を晒してきた。メルセデス、BMW、アウディ、VWは揃って日本市場での販売台数を下げており、内燃機関モデルで巻き返すのはもはや不可能ではないかとすら思っていた。しかし「ガソリンターボでは経済性は改善しない」としてポルシェが自然吸気エンジンの見直しの声明が出され、自然吸気モデルを復活させたことで、再びドイツの内燃機関モデルが日本で売れる可能性が出てきた。そして何より1293万円とはいえ、トヨタに「真似してみろ!!」と言わんばかりの素晴らしい機能性・デザイン・コスパを実現している。