上質さでは選びにくい
趣味のクルマとして、週末のドライブがメインの使い方だと、休暇の旅行では選び抜いたホテルのホスピタリティに合ったラグジュアリーな時間を演出してくれるのが「高級車」の魅力だ。しかしながらBMWのサルーンと同等のインテリアの質感、静粛性、居住性は、トヨタやマツダに行って400万円くらい払えば新車で手に入れることができる。アルファードやCX-8よりもBMW車の方がよく走るけども、ボデーが巨大化したサルーンは公道では慎重に大人しく走るしかないだろう。BMWの「プレミアムサルーン」を否定するつもりはないけど、やや日本の道路事情(アウトバーンとか無いし)に適合しなくなっている点が厄介だ。
一番の問題は・・・
2000年代に人気でたくさん売れて、それ以降もキープコンセプトで素人にはなかなか見分けがつかないのも難点だ。路上に数世代前の中古BMWがたくさん走っている。新型の3シリーズや5シリーズを買っても、そんな人々から見れば「中古車ユーザー」でしかない。。そんな中でちょっと前の世代のBMWとは比較的に簡単に見分けがつく斬新なグリルを備えた新型4シリーズと、トヨタ・スープラの兄弟車でもある現行Z4の2台は興味深い。