エンジン搭載モデルはもう終わり!?
BMWの日本市場向けホームページでモデル一覧をクリックすると、いきなり「iシリーズ」となりEVやPHEVモデルばかりが出てくるようになった。いよいよ来るべき時がやってきてしまったようだ。i3とi8に加えて、今年中にもi4、iX3、iXの3車種が投入されて日本の高級EV市場を席巻する意欲的なプロモーションだ。MAZDAがFRシャシーのサルーンやSUVを発売するよりも一足早く、同クラスのEVへと主力モデルを切り替えるのだろうか!?「日本メーカーは相手にしません!!」そんな気高きプライドが感じられる。
日本とドイツの事情
別にBMWが日本メーカーのエンジンモデルの進化による過当競争から逃げているわけではないのだろう。ドイツの名門エンジンブランドが、トヨタであれMAZDAであれメイド・イン・ジャパンのメーカー相手に、ガソリンでもディーゼルでも簡単に負けることはないはず。日本メーカーもそれぞれの事情があって「東北の復興」だとか「中国地方の経済を支える」などを掲げて頑張っている。日本経済の維持のために日本生産車を買うべき!!って考えがあってしかるべきだし、ドイツでも同様のことが叫ばれている。お互いに立場を尊重しつつ、日本メーカーの虎の子の国内市場を、BMWの反則気味な「隠しきれないブランド力」でこれ以上荒らしたくはないってことなのかもしれない。