次々と消えていく
フロントエンジン&後輪駆動で、ガソリンエンジン(自然吸気、ターボ、スーパーチャージャー)だけを動力源とするモデルがどんどん少なくなっている。しばらくは安泰と思っていたクラウンはすでにハイブリッドが主流となってはいたが、来年にも販売が終了するらしい。日産も全乗用車の電動化をどこよりも早く実現しようとしている。フーガの後継は全モデル電動車だろうし、スカイラインにも同じパワートレーンが与えられそうだ。他にもジャガーやアルファロメオなど欧州のFR車ブランドも電動化に進んでいる。とりあえず「FRのエンジンモデル」を残そうというインセンティブはなさそうだ。
スポーツカーはあるけどさ・・・
メルセデス、レクサス、BMWもAWD化、HV化、EV化が進むだろう。日本市場に縁がないアメリカメーカーや韓国メーカーは、北米で今後も売り続けるのだろうけど、日本市場ではいよいよ絶滅危惧種になってしまいそうだ。結局のところはMAZDAロードスター、トヨタ86、スバルBRZ、日産フェアレディZなどのスポーツカーが「最後のモデル」になるのだろうけど、乗用車とは切り離された存在になりつつあるスポーツカーがFR&ガソリンで残るのはまあ順当なことなのだろう。