19台目
レクサスES
合計35点
作り込み7 フィール6 静粛性9 デザイン7 コスパ6
新世代エンジン
アメリカでも中国でも大人気のレクサスが誇るアッパーサルーン。せっかくなら北米で主力となっている3.5LのV6自然吸気と2.5L直4自然吸気モデルが欲しかったけど、カムリ同様に日本導入にはちょっと障害があるのかもしれない。同じKプラットフォームを使うハリアーやRAV4ではHVよりもガソリンモデルの方が売れている。2.0L直4自然吸気とはいえ、北米市場で主導権を取るための最新鋭のダイナミックフォースエンジンだからガソリンモデルを選んでいる人も結構多いと思う。トヨタの伝統が息づくGRエンジン(V6)と、北米でホンダと闘うためにここ数年で新規開発されているダイナミックフォースエンジンでトヨタを体感したいコアなユーザーにとってはカムリやレクサスESはちょっと期待外れだ。
ハイテクは間違いないが・・・
もちろんカムリやレクサスESに使われているHV用ユニットも、熱効率40%越えを実現したというダイナミックフォースエンジンの1つだ。フルサイズセダンとしてはとても優秀な燃費と、アッパーサルーンにふさわしい余裕のシステム出力を誇るユニットもまたホンダのe:HEVユニットに比肩する完成度を見せているのだけど、北米市場でホンダ/アキュラの自然吸気Vテックとガチンコで戦っているダイナミックフォース自然吸気バージョンを日本でも売って欲しい。ガソリン自然吸気モデルが大人気になっているRAV4、ハリアー、レクサスUX、ヤリス、ヤリスクロスによってトヨタ&レクサスのイメージを変えている中で、レクサスESとカムリでダメ押しをしてもいいのでは!?そうすればホンダも・・・。