トヨタに売り勝つ!?
2021年6月のブランド別販売台数を見ると・・・2つのガッカリなことが。1つはちょっと前まで好調だったはずの3ナンバー販売においてMAZDA(5791台)がメルセデス(6060台)に屈したこと。そしてもう1つはタイトルにもあるようにトヨタ(1889台)よりMAZDA(1926台)の方が「軽自動車」の販売台数が多かったこと。もちろん両者ともに軽自動車の生産はしていないので、それぞれダイハツ車とスズキ車をOEM販売しているわけだけど、トヨタの販売網よりもたくさんの軽自動車が売れるだけの力がMAZDAの販売網にあるってのはビックリだ。普通車販売がイマイチなのは、2022年からMAZDAの新しい展開が見えてくるのでそれまで「買い控え」が起きているのもあるんだろうけど・・・。
MAZDAはやっぱり高い
現行のMAZDA車の、デミオとCX-3を除けば、すぐに乗り出し300万円を超えてしまうやや強引なラインナップは気になっていた。第7世代が出揃うまでとりあえず待ってみようかなという気分にさせられる。去年はなんとかコロナでごまかした感じだけど、今年になってその懸念していたことが顕在化してきたようだ。同じ3ナンバーでもトヨタで選べばヤリスクロスやカローラがそこそこの装備で乗り出し250万円くらいで済んでしまう。それぞれのブランドが意図して「買わせたい」価格帯を形成するのだけど、今のところはMAZDAが日本メーカーでは最も強気と言っていいかもしれない。当然ながら価格競争になるとかなり厳しい。スバルもインプレッサやXVがやはり270万円くらいで収まる。日産もホンダもまだまだ乗り出しで300万円を下回る。ヴェゼルやフリード、あるいは5ナンバーではあるけどもノートe-POWERが300万円以下で買えるのは大きい。日産HPでは新型ノート(e-POWERのみ)が諸経費込みで245万円で買えます!!とアピールしてある。