白ナンバーで流れが変わった!?
数年前から軽自動車にも白いナンバーが付けられるようになった。過疎地域の交通インフラとして税制優遇されていたはずの軽自動車だけども、都市部の住民のレジャー用モデルとしても、かなり定着してきた。売れているから当たり前だけどN-BOXやハスラーはよく見かける。実家に行くため毎週走っている夜の新青梅街道も軽自動車の割合がかなり増えている。数えたわけではないけど、乗用車を上回る数が走っていて、白いナンバーのものも目立つ。ダイハツ(32,015台)とスズキ(27,174台)の2大メーカーだと「軽自動車メーカー」として見られがちなので、ホンダ(23,789台)や日産(8313台)の軽自動車がどんどん増えている印象だ。これならばちょっと見栄っ張りなユーザーも引っ張れる!? カッコ内は2021年6月の軽自動車販売台数だけども、もはやホンダも日産も日本市場では、トヨタとは全く違うビジネスモデルになっている。
上手く行っている・・・
東京都の中央部に住んでいるが、MAZDAやトヨタのマークを付けた軽自動車もかなり見かける。ベーシックなダイハツラインナップだけのトヨタ・ピクシスシリーズに対して、MAZDAのキャロル&フレアにはスズキの傑作モデル・ハスラーのOEMもラインナップされており、スペーシアのOEMと並んで手頃な乗り出し200万円以下に収まる。今のMAZDAディーラー取扱いモデルで、ファミリー層向けのユーティリティーを考えると、圧倒的なコスパで高い満足度が得られそうだ。MAZDAが乗用車ラインナップで意図的に削っているファミリーカー領域をスズキOEMで埋めている構図だ。カーメディアではあれこれ都合よく切り取られて「MAZDAの経営に疑問」などと書かれるけども、MAZDAが目指したい世界的なブランドの方針の変化の途上で順調に経常利益を計上できていて、日本のMAZDA系の販社の経営も圧迫しないような配慮がされているのだから、言われているほどには何も問題はなさそうだが・・・。