4台とも20年前は・・・
シビックやゴルフは20年以上も前から走りに定評があるシリーズとして続いてきたけど、2000年頃にはちょうど今のアクアやオーラのサイズだった。2000年を境に日産パルサーが廃止され、トヨタでは欧州向けカローラ(カローラランクス、アレックス)の販売が始まった。現行のヤリスやノートではちょっと小さ過ぎるのだけど、全長が4mを超えるアクアやオーラのサイは、2000年前後のパルサーやカローラランクスに近似する。20年前と同じクラッシャブルで衝突安全性は十分なのか!?という疑問はあるけえど、この20年で自動車向け鋼材も大きく進化しているし、硬いハイテン鋼をキレイに加工する技術を各メーカーが競っている。
始まった・・・
ゴルフやシビックのように20年の年月を経て、ワンクラス上のサイズに成長したが、ゴルフ、シビックとともにカーライフを過ごしてきたという人も少なくないだろう(シビックには悪夢の日本不在期間があったけど)。それに対して「20年前の黄金比」に再び回帰し、Bセグの「市民カー」ながらも、走りや質感を存分にアピールするようになったアクアとオーラは、それぞれに2000年頃のCセグをイメージして開発されているのだろう。バブルの青天井の開発費を使っていたため2000年当時の日本車は非常にレベルが高かった。令和になってトヨタと日産の鍔迫り合いが再び見られるようになるとは・・・。アクアとオーラの新たなライバル関係は、スカイラインとレクサスIS、スープラとフェアレディZよりも熱く、走りと質感を競いあっている。THSとe-POWERの闘いの結末は!?