ゴルフ健在は嬉しい
この4台は、どれも巨大メーカーの力作モデルということもあって、カーメディアの掲示板では賛否両論が渦巻いている。「市民カー」ゆえのベタさにはちょっと言及してきたけど、アクア、オーラ、シビック、ゴルフは「大衆モデル」から格上げされ、現行モデルはすっかり90年代で言うところの「ハイソカー」くらいの立ち位置になっている。もちろんゴルフは数世代前から舶来の「ハイソカー」として日本でも根強い人気を誇っていた。「ドイツでは平凡な大衆車扱いだ!!」みたいにタチ悪く絡んでくる輩もいるだろうけど、世界で一番閉塞的な日本市場に、非常に貴重な「多様性を与える」モデルとして真っ先に名前が挙がるシリーズだった断言できる。色々な意見はあるだろうけど、ゴルフがない日本市場を想像すると寂しい・・・。
アクアがゴルフに立ち向かう!!
先進国向けには電動化を積極的に進めそうなVWなので、ゴルフの次がどうなるのかわからないけども、ガソリンエンジンで走るゴルフがまだ現役のうちに、アクア、オーラ、シビックが新たに日本市場の「ダイバーシティ」活性化を牽引する存在として「語りたくなる」クルマになるとは思いもよらなかった。いずれもゴルフと比較しても全く遜色ないくらいに非常に洗練された設計を与えられている。販売台数こそ多くはないけども、乗り出し400万円くらいするスバルやMAZDAのモデルが熱い支持を得ている。2012年のCX-5と2013年のレヴォーグは市場全体に大きな影響を与える大ヒットを記録した。トヨタ、ホンダ、日産がこの10年くらいで力を入れてきたのは、これよりも下の価格帯モデルであり、大手メーカーよりもスバル&MAZDAのクオリティーがクルマ好きの心を掴んだ。