どちらも「価値」は非常に高い
年産50万台超えで、世界で最も普及している量販車の中のエリート中のエリートと言える存在のシビックとゴルフだけど、どちらも非常に個性的な佇まいで日本市場に導入された。カローラ、MAZDA3、インプレッサさらにはAクラス、1シリーズといった日本でおなじみのCセグとは一線を画す設計が施されている。1L直3ターボは、フォード、オペル、ルノー、ホンダ、日産などの欧州向けモデルでは定番のスペックで、日本車でもダイハツやスズキで見られるけど、116ps+48Vマイルドハイブリッドは、なかなかの「珍車」っぷりだ。対するシビックも、ポルシェ718のフラット4ターボか!?ってくらいの6000rpmにピークが来る高回転型ターボに仕上げてきた。頭おかしい・・・。
結論
この2台の基本モデルは、お互いにベクトルが逆向きなので比較がかなり困難。この後からゴルフは「GTI」他のハイパフォーマンスモデルが追加されるだろうし、シビックも「typeR」と「e:HEV」が来年に出るとアナウンスされた。これらのモデルを除外して選ぶとするならば・・・まだ乗ってないので恐縮だけど「シビック1.5LX(MT)」の本体319万円だ。本体価格は大台突破しているけど、ホンダが是が非でも日本向けにもMTを配備したくなる新型エンジンはきっと素晴らしい仕上がりだろう。ベースグレードを可能な限りtypeRに近づけている。噂通りにtypeRはHVになるからこその、ベースグレードでの作り分けなのかもしれない。いずれにせよホンダは素晴らしい。VWも素晴らしい。