再びの熱狂は?
「2007年的」なクルマ作りが失われたという意味での「ポスト2007」の現代において、世界中のクルマ好きは「PORSCHE」と「MAZDA」以外に何が選べるのか!?この2ブランドは私のような素人でもその作り込みに価値を感じて気分良くお金が払える。2007年に誕生したモデルもシリーズとして継続されているが、GT-RもV8ヴァンテージも大幅に値上がりしてしまった。再び福野さんに「2020年代」の「世界自動車戦争論」を期待したいところだが、2007年頃に比べると新型モデルの小粒感は否めない。フェラーリが再びディーノみたいなモデルを作れば少しは盛り上がるのだろうけど、とりあえず先日の福野さんの連載を見ていたらGRヤリスがボロクソに・・・。
価格設定も悪くないです!!
272psのGRヤリスのコスパを考えると、ゴルフやオーラのやや控えめなパワーは、クルマそのものを割高に感じさせてしまうかもしれない。しかし300万円前後の普段使いのクルマと考えたら、ヤリスの内装がほぼそのままのGRヤリスよりも、ゴルフやオーラに一日の長がある。馬力にカネを払いたい人を否定するつもりは毛頭ないが、GRヤリスを引き合いに出してゴルフやオーラの価格設定を批判するのは筋違いだと思う。300万円で最高の移動マシンとして、名前が上がりそうなスバル・レヴォーグ、スバル・フォレスター、MAZDA・CX-5辺りと、同等の価格設定であり、ゴルフもオーラもそれらのモデルに全く引けを取らない居住性を確保している。