現行モデルを買う理由
それぞれ先代モデルの大活躍に加えて、モデルサイクルが非常に長くなってのフルモデルチェンジとなり、日本市場は先代モデルが発売された2011年、2013年とは大きく違っている。2代目アクアも8代目ゴルフも、今の賑やかなラインナップのBセグ、Cセグ市場ではやや個性が主張しにくい。ゆえに先代モデルのように売れるのは難しいのだけども、別に買う理由が無くなったわけでもない。今回の4台全てに言えることだけど、アクアもゴルフも「ブランドの魂」と言えるモデルだ。本来は「ブランドの魂」とはフラッグシップモデルで体現されるものだけども、より高額な上位車種がある巨大メーカーのトヨタ、VWにおいて、比較的に手軽な価格で「ブランドの魂」が手に入るのはお買い得だと言える。
寄らば大樹の陰
アクアとゴルフの2台で悩むのってどんな人だろう!?とにかく巨大メーカーが好きって人だろうか!?自転車はジャイアントかトレック、カメラはキャノンかソニー・・・みたいな人かも。どっちが世界の主流か!?で判断すればゴルフに軍配が上がる。1.0Lターボ&48V電動ブースターにDCTを組み合わせるややこしいユニットになり、旧型の1.2Lターボを排除したことで、生産地も現状ではドイツ及び中国というサプライヤーが充実した集積地域でのみ生産されるようになった(先代はメキシコ、ブラジル、インドネシアでも生産)。先代までは拡大VWの象徴的な存在のモデルだったけども、8代目になって日本メーカー車にも対抗できるインテグレーティッドな高級車に生まれ変わった・・・と後世には評価されているかもしれない。