不思議なタイミング
レクサスNXのフルモデルチェンジに合わせるかのように、CX-5のビッグマイナーチェンジが行われた。トヨタとMAZDAがアライアンスを発表してから、特に目立った共同開発はない。2代目となったレクサスNXには、新しいユニットとしてディーゼルが搭載されるか!?なんて予測もあったけど、トヨタもMAZDAもそんなすり合わせをしているほど暇ではないのだろう。年間40万台を余裕で売ってしまうCX-5と、レクサスブランド最大の稼ぎ頭で年間15万台前後を販売するレクサスNXのどちらも立派に一本立ちしている。
明暗分かれる
CX-5もレクサスNXも日本市場ではミドルクラスSUVで、競合するモデルは、トヨタ、ホンダ、日産、スバル、三菱、VW、アウディ、BMW、メルセデス、ボルボ、ジャガー、ランドローバー、アルファロメオ、プジョー、シトロエン、DSなどなど正規販売だけでも多くのブランドから発売されている。ボデータイプ&サイズ別で比較してももっとも参入するブランド数が多いジャンルだと言える。その中でも抜きん出た存在感を発揮し続けているのがCX-5だ。他のすべてのブランドにとって邪魔過ぎる一台だと言っていい。初代レクサスNXはコケにされ続けてきた。