わかってないのは私だった・・・
CX-30とCX-5にはそれほど大きな価格差は存在しない。むしろスカイX搭載グレードを選べば、立場は逆転してしまう。10年も前からクルマを乗ってきた人ならば、おそらくこれまでの経験からCX-5がお買い得に見えてしまうだろう。実際のところCX-5は国内外の他のメーカーのミドルSUVと比べた時に圧倒的な競争力を発揮している。実車を見てちょっと試乗すればライバルを圧倒するような質感や静粛性を意図していることがよくわかる。私を含め多くのCX-5選択者はこの時点でCX-30と比べることをあっさり打ち切ることだろう。非常に愚かなことに「運転に自信がない人ならCX-30選ぶのかな?」とか思っている。
第五世代への回帰!?
しかしAWDモデルでは車重が1600kgを超えてしまうCX-5と、AWDを含めほぼ全てのグレードが1400kg台であるCX-30では、200kg程度ある重量差によって明確にクルマのキャラクターは変わってくる。CX-30が発売された時に、リアサスと1.8Lディーゼルが話題になったが、1400kg台に収めてCX-5とは明確なキャラの違いを打ち出すためには当然の選択だったことが推測できる。金井さんのGGアテンザではサスとショートストロークエンジンが個性を際立たせていたが、やはり1400kg程度に収めたトータルの設計が乗り味の肝になっていた。