世代によって変わるMAZDA
第五世代のMAZDA車はホンダと比較されていたけど、第六世代ではトヨタ車とのマッチアップのレビューがカーメディアで増えた。GG&GHアテンザとマークX(12系&13系)ではスポーツサルーンの解釈が両者で全くの別物だったが、GJアテンザとカムリ(5型&7型)はディーゼルとハイブリッドという全く異なるパワーユニットだけど、ユーザーの属性はかなり近いものになった。50〜500kmくらいの走行レンジに合うトルコンAT(GJアテンザ)と、50km未満の距離で輝くCVT(カムリ)はまるでクルマの意味合いが違うはずだけど、「快適性」に飢えたオッサンユーザーは両車に同じ意味を見出していたのだろう。CX-5にたどり着いた私もその一人だと自認している。
セピア色のカーライフ
CX-5で快適に中央道などを巡行していると、ふと15年くらい前に全く違うクルマでこのルートを走っていたことを思い出す。当時は5ナンバーのハッチバックに過ぎなかったカローラランクスで長野県、岐阜県、富山県辺りまで平気で繰り出していた。サイズはノートやアクアと同じで、出力は今乗っているCX-5と同じで、車重はわずか1200kgくらいしかなかった。Bセグ相当のコンパクトカーで富山まで行きたいとは思わないけど、当時はそんなスイスポみたいなクルマでロングライドを心から楽しんでいたことを思い出す。そしてふと・・・歳をとったなと実感する。