MAZDAが目指したもの
MAZDAとアルファロメオが同じようなタイミングで新しいSUVを発売するようだ。自動車業界をひっくり返す大ニュースとなるMAZDA・CX-60だけど、縦置きエンジンのモノコックフレームSUVは、日本市場ではトヨタ、ホンダ、日産には存在しないが、欧州ブランドでは珍しくない存在だ。MAZDAはどのブランドをお手本にしていたのだろうか!?あくまで予想に過ぎないけど、マセラティ・レヴァンテのような獰猛さではなく、ジャガーFペースのような律儀なモード志向でもなく、アルファロメオ・ステルヴィオの過剰過ぎないドライブSUVというのが落とし所に思える。
ミニバンの限界
SUVなんてどれも同じだろ!?・・・が長らくクルマ好きの決まり文句だったかもしれないが、そろそろ各メーカーの創意工夫の作り分けを理解すべき時だと思う。道路インフラを考えてもSUV中心は当然の成り行きだ。これまでクルマと社会の親和性という意味ではミニバンは新しい時代を作ってきた。アルファード、オデッセイ、MPV、プレマシーが強い意志を持って進化を続けていくこともできただろうけど、居住性を重視してロード・クリアランスを確保できないミニバンでは、アウトドア趣味は気分良く楽しめなくなってきた。