特別ではない
CX-60の日本向けモデルが発表された。肝心の価格はスバルや三菱のフラッグシップSUV、あるいはRAV4PHEVなどとの競合を考えれば400万円台スタートくらいだと思ったが、3.3Lディーゼル直6が350万円くらいになるらしい。アウトランダーと同等のPHEVユニットを持ち、アウトバックと同じ縦置きエンジンシャシーを使う。アメリカ向けスバル・アウトバックには先代まで6気筒モデルがあったけど、それと同等のスペックのクルマをMAZDAが新たに作ることはそれほど特別なことではない。
アメリカ市場は天国!?
日本人よりもずっとクルマに乗っている時間が長いアメリカ人は、とにかくドライブフィールを重視するらしい。ホンダのVテックもMAZDAのロータリーもアメリカ市場で大いに支持された。フェラーリもポルシェもアメリカ市場がなければとっくに潰れていただろう。アメリカ市場がなければレクサスもない。メルセデスもBMWもアウディもない。アメリカで売れているトヨタもホンダも日本市場向けとは異なるエンジンを搭載している。北米向けRAV4にレクサスNX用の2.5L&8ATが使われていて日本仕様とは差別化されている。北米版カローラもダイナミックフォースエンジンが積まれている(日本向けは限定モデルのみ)。