ルーチェといえば・・・
「初代ルーチェ」は伝説のイタリア人デザイナーの出世作として知られる。最初で最後のMAZDAにおけるジウジアーロデザインとなった。四輪車を作り始めたばかりの日本メーカーに、突如として現れた当時の現役バリバリの欧州デザインだったのだろう。同時代のマセラティ「メキシコ」、アルファロメオ「ジュリアスプリントGT」、BMW「02」、メルセデス「W114」といったモデルにも全く引けを取らない美しいデザインだ。
やっぱりイタリアンがいい
初代ルーチェ(1966年)のジウジアーロデザインは以後のMAZDAにおいてあまり継承された部分は多くなかったようだけども、1990年頃にMAZDAデザインが爆発して、一斉に登場したユーノスコスモ、RX7FD3S、MS-6といった欧州デザイン群は「原点回帰」と言えるかもしれない。和田智さんだけでなく、MAZDAと特別な親交があったとされるジョルジェット=ジウジアーロの「初代ルーチェ」のオマージュと言えるようなイタリアン・スポーツサルーンでも作ってみてはどうだろうか!?