良いものは真似する主義
フェラーリがポルトフィーノを発表したのが2017年の8月で、同じ年の10月の東京MSでMAZDAが「ヴィジョンクーペ」を発表している。翌年の3月に「ヴィジョンクーペ」がジュネーブでコンセプトカーオブザイヤーを受賞し、欧州で高い評価を受けた。2019年11月にポルトフィーノのベルリネッタ版となる「ローマ」が発売された。2年ほどの差でデザインがまるで別ものになった。そしてローマはヴィジョンクーペに酷似している。MAZDAのデザイン部門にとってこれは「失望」だったのか「歓喜」だったのか!?
欧州に乗り込むしかない
FRシャシーとなったMAZDAは、混迷を極める欧州市場におっかなびっくりにCX-60を届けたところ、受注は想像を絶するほどに好調らしい。イタリアの超名門ブランドが参考にするほど優れたデザインを作るMAZDAへの求心力はさらに高まっているようだ。フェラーリが日本メーカー車のデザインをパクったのは今回が初めてではない。過去には初代NSX(これも日産のコンセプトカーMID4のパクリ?)そっくりのモデルもあった。MAZDAもヴィジョンクーペのデザインで「ベルリネッタ」を堂々と作って欧州で売ってみてはどうだろうか!?