選ぶ楽しさ
現行のMAZDAのロードカーを改めてじっくり選んでみると、メーカーの意図が見え隠れする。ガソリンエンジンだと1.5L(レギュラーとハイオク)、2.0L(GとX)、2.5L(NAとターボ)の3つの排気量があり、ロードスター用の縦置きエンジンも区別すれば全部で8種もある。トヨタ、ホンダ、日産、スバルにこれだけユニットの種類あったっけ!?
最後の砦
「SUV屋」と言われて久しいMAZDAの、こじんまりしたロードカーラインナップだけど、ミッションはトルコンATかMTなので、どちらを選んでもグランドツアラーを名乗るにふさわしいロードカーになる。日本で供給体制が整っているCVTを拒んで、トルコンAT&MTにこだわるのは、MAZDA内部の事情もあるようだけど、マーケティング的には「ロングレンジ」のロードカーを好むユーザーを囲い込む意味があるはず。それなのにロードカーと作らないとは・・・。