体制は整っている!?
SUV、ロードカー、スポーツカーの3ジャンルのみを作るとMAZDAが決めてから10年ほどが経過した。1つの生産ラインでFF・FRはもちろんSUV・ロードカー・スポーツカーを混流生産するシステムが出来上がったとか報道されている。人口減少社会を見据えたクルマ作りにおいては、1000万台を生産し売り上げ30兆円・利益2兆円を誇る盤石のトヨタが、「MAZDAの混流生産こそ目指すべき未来」だと言っている。
苦悩の果てに・・・
大量消費ではなく、より付加価値の高いクルマ作りが求められる時代への転換の中で、MAZDAのクルマ作りの自由度は誰の目にも広がっていることがわかる。2012年に統合されたシャシーが再び2つに分けられ、ロードカーのラインナップも増えてくることが期待されるが、MAZDAが転換点の第六世代を突き進む中で手探りで作り上げた「MAZDA6・25T・Sパケ」(431万円)と「MAZDA3セダン・X・Lパケ」(338万円)は絶妙な立ち位置のグランドツアラーとしてかなり魅力的に感じる。