ヤバい想像が・・・
MAZDAの新しいブランドドメインの中に、フルサイズラグジュアリーサルーンが加わることを望む人はほとんどいないかもしれない。Sクラスとはもちろんメルセデス・Sクラスである。新車価格こそ1000万円をかなり上回るが、それほどデザインも風化していない7年落ちくらいのW222(先代モデル)なら300万円も出せば入手可能だ。デカくて燃費も悪いクルマではあるけど、300万円でV8ツインターボ、エアサス、4WS、そしてメルセデス秘伝の「自家製」ミッションなどなど、クルマ好きにはたまらない要素が詰まっている。
無敗の伝説
「自分で運転するクルマではない」(=クルマ好きが選ぶべきではない)という意見もあるだろうけど、数ある「ショーファードリブン」の中で、常にSクラスがトップの販売台数を維持してきたことは特筆に値する。ロールスロイス、ベントレー、マセラティ、アストンマーティン、アウディ、BMW、ジャガー、キャデラック、リンカーン、レクサス、日産、ジェネシス、紅旗・・・など世界中の自動車メーカーが挑んできたが、Sクラスは全ての挑戦を跳ね除けてきた。