指名買いメーカー
高出力トルコンATはZFが、低燃費CVTはジャトコがトップシェアを占め、それ以外ではアイシンAWがMINI、PSA、ボルボなどに供給している。「モジュラー設計」の時代が進めば開発費が軽減され価格が下がることが予想されたが、サプライヤーの売り手市場になったことで、価格は上がる一方だ(他の要因もあるけど)。メルセデスやMAZDAのユーザーに言わせれば、「ミッションを内製しないメーカーは信用できない」(指名買いする理由がない)ということになる。
共通点
MAZDAやメルセデス以外でも、レクサス(系列のアイシンAW)、ジェネシス(ヒュンダイパワーテック)、キャデラック&リンカーン(GM&フォードで共同サプライヤー)などが、Sクラスを追いかけて内製ミッションを使っている。それでも新造の直6エンジン、48Vマイルドハイブリッド、内製ミッション、サスペンションのこだわり・・・など、メルセデスがSクラスに注いでいる技術との共通点が多いのはMAZDAだと感じる。