MAZDAはつまりフェミ!?
ドイツ車はもちろんお洒落だし、トヨタのミニバンも「定番」の存在感で堅実さを感じる。日産ノートe-POWERは街中を楽しく移動してそうな知性溢れる。そしてMAZDAはというと、どこかクルマ本来の機能美とはちょっと離れた「お洒落さ」や「いいもの感」がある。女性ユーザーばかりだったけど、彼女らのセンスに適ったデザインである。日産の中村史郎さんがK12型日産マーチ(先代)でその名を轟かせたように、前田育男さんを世界に知らしめたのが、DEデミオ(3代目)だったわけで、女性の心を鷲掴みにするデザインを今のMAZDAは得意にしている。
前田デザインの本質
2代目となる藤原清志さんが主査を務めるDYデミオの方が、圧倒的な機能美を有しているのだけど、このクルマがK12型マーチにやられてしまった。初代DWデミオが偉大過ぎるというのもあったかもしれない。当時はまだ免許も持ってなかったので実感としてわからないが、やはりタイミングが悪かったと思われる。そんなふとしたボタンの掛け違いからか、MAZDAはフェミニズム溢れるデザインへと舵を切ることになった。クルマは男性のものではない・・・ってか。