WIN-WIN
MAZDA3ファストバックが「前衛的なデザインのCセグ車」として、特段に違和感もなくかっこいいクルマと言われる(=市民権を得る)状態に持ち込むために、熱心なMAZDAファンを動員した。中にはセダンにバーガンディのMTがあればいいのに・・・と思った人もいるだろう。しかしこの戦略こそがWIN-WINの関係であったと信じたい。MAZDAにとっては重要なデザイン戦略をうまく進めるためであるのはもちろん、言われるがままにセダンを諦めファストバックを「MT」「バーガンディ」で買った男性ユーザーにとっても人生を変える良い契機だったんじゃないだろうか。
観測する限りは大成功
BMWやアウディは近所ではMAZDA以上にありふれた存在なので、いちいちユーザーの顔なんて見ないけど、MAZDA3ファストバックに関しては、ついつい見ちゃいます。私の独断と偏見に過ぎない感想だけど、皆さん良い顔をしている。年相応に皺が刻まれていて、20歳以上は上の人生の先輩ばかりなのだけど、服装も渋くセンスもいい。もしかしたら冒頭に書いたように「俺には似合わない」と及び腰だった人もいたかもしれない。しかしMAZDAがファストバックに乗れって言うんだから買うしかねーだろ・・・というのも心温まる美談だ。