高級車部門
日本の総合自動車メーカーで最後発はホンダだと思っていたが、三菱自工が三菱重工から分離して乗用車メーカーとして歩き始めたのは1970年らしい。設立当初の三菱自工の開発部は①大衆車②スポーツカー③高級車④商用車⑤軽自動車の5つの部門に分かれていたようで、戦車、バス、初代デボネアなど珍車ばかりを作ってきた部門が独立して新興の開発メーカーとなり、いきなりフルラインナップというのが凄い。当時はトヨタ、日産、いすゞの3大メーカーはもちろん、それを追いかけるホンダ、MAZDA、スバル、三菱自工も開発5部門体制が当然だったらしい。よって「高級車」とはメーカー側が定義した明確なジャンルである。
現在は休止部門が多数
現在のMAZDAでは「商用車」は日産などのOEM、「軽自動車」はスズキのOEMで賄っている。そして2000年前後に終焉した「高級車」だけど、約20年の休止を経て復活を果たしたようだ。しかもしばらくは「高級車」の部門からしか新型モデルが出ないとのこと。これからの数年は「高級車」がどんなものかわかっていないと、MAZDAのクルマ作りをあれこれ語って楽しむこともできなくなるかもしれない。余計なお世話だけども、MAZDAファンなら高級車をしっかり勉強すべきだと思う。