2工場の分業体制
三菱自工もMAZDAも国内は二拠点体制だ。旧・三菱飛行機の拠点であった名古屋と水島にそれぞれ工場を構えていたが。名古屋の大江工場は乗用車生産は終了していて、現在は岡崎工場と水島工場が稼働している。70年代から高級車(スタリオン、ギャランなど)は名古屋、大衆車(ランサー)は水島で分けていた。MAZDAも広島と防府に分けるが、FRシャシーモデルは防府工場に集約されるようだ。
シンクロする次期戦略
三菱自工もMAZDAも小型車やミニバンを大量に売り捌くビジネスから完全に脱却しており、大衆車生産を担当する水島工場や広島工場も小型BEVの生産拠点に変わっていくようだ。どちらも「高級車」と「小型BEV」が中心の商品展開を予告している。前述のように高級車には自信ありで、電動化によるトルクベクタリングにも非常に積極的な両社なので、小型BEVでも「強烈なスパイス」を入れて仕上げるつもりだろう。テスラ!?BYD!?ただの直線番長じゃん!?っていう日もすぐにやってくるかも。