シンクロする終焉
失われてしまった三菱自工とMAZDAの「高級車部門」はどうなったのか!?「ギャラン」は「ディアマンテ」と共に2005年で日本市場から撤退し、北米向けの9代目も2013年で生産を終了した。2015年で終了した日本市場のギャランフォルティスは「ランサー」の後継モデルとなる。MAZDAの場合は5チャンネル化で車名がゴチャゴチャしているが、大衆車部門の「ファミリア&MAZDA3」の上位に位置するプラットフォームは「カペラ&アテンザ」「ミレーニア」のFF2つとFRの「ルーチェ&センティア」があった。
高級車部門がなくなって・・・
2000年に「センティア」が、2003年に「ミレーニア」が終焉し、2006年の「ギャラン&ディアマンテ」の幕引きと重なる。2002年以降の第五世代で生き残った「アテンザ」はフォードのプレミアムブランド連合にその名を連ねるべくRX-8と共に2トップでブランドフラッグシップとなった。現行のGJ型は車名こそ引き継いだがシャシーは継続しておらず、「MAZDA3」のプラットフォームで仕立てられている。つまり2012年からの第六世代には「高級車」はなかったが、ブランド全体を「上質」なものに変えていく戦略が採られた。