共にベンツを目指す
三菱自工もMAZDAも、その歴史の中でドイツ車に果敢に挑んでいった。どちらも本気でVWゴルフやメルセデスSクラスを越えようとしていた。成し遂げるのに十分な技術力を持っていたからこそ、クライスラーやフォードから認められたし、今では日産とトヨタからそれぞれ敬意を持って迎えられている。クルマ好きなら誰でも「夢の続き」を見てみたいはず。PHEVやBEVでもドイツの名門ブランドを相手に存分に戦えるだろう。
新たな戦いが・・・
アウトランダーとCX-60の対峙はすでに双方の開発者同士ではバチバチかもしれない。2000kg越えの車体を電動化でどこまでファン・トゥ・ドライブを実現できるか。前述したが電制&モーター駆動によるハイエンドなトルクベクタリング技術は、ホンダ、日産、トヨタ&スバルも巻き込んで、やや過当競争気味になっていくのだろうか。今度は「風評被害」などないフェアな戦いを望みたい。