技術の過当競争
前回の投稿で、世界のFF車を定義したのは「ランサー」と「ファミリア」だ・・・とか書いた。北米BIG3の幹部が「乗用車生産の常識を変えてしまった」と、その衝撃の大きさを語る「ホンダの奇跡」が80年代にあった。フェラーリの手組みエンジンのようによく回るV テックは量販車に搭載されるエンジンとしては規格外だった。北米BIG3がお手上げだったホンダの進撃を止めたのも同じ日本メーカーだった。
急成長したグループ
90年代に三菱自工が直噴エンジンを開発し、あっという間に世界に広がる。MAZDAも自力で直噴化を実現。トヨタはHVでホンダに強烈な一撃を与え、日産はGT-RでNSXの存在意義をかき消した。ホンダの勢いを削ぐ流れの中で、三菱自工とMAZDAの基礎技術がダイムラー=クライスラーやフォードといった巨大資本によって世界中に拡散された。同じ時期に特に成長を遂げたのは韓国メーカーで、三菱自工の技術供与を受けたヒョンデと、MAZDAの技術供与を受けたキアが統合され、今では立派なことに北米市場で日本BIG3、北米BIG3、スバルと並んで「8大グループ」を形成している。
常連
ホンダN-BOXとかTOYOTAプリウスを考えずブランド見るだけで買っちゃうアホが多数派なので無理でしょう。