どんな次期MAZDA6にすればいいんだ!!
MAZDAにとって非常に悩ましいのは、ジュリア相当のスポーツセダンが北米マーケットで多く売れるわけではないことだろう。そしてFR化するMAZDA6には当初よりある明確なイメージがあったと推測できる。MAZDAの名前を世界に轟かせたGGアテンザはRX-8と共に2002年に登場した。E46系BMW3シリーズと互角以上に戦っていたアルファ156を手本にしたモデルで、横置きFFながらフロントDWBで武装し戦闘力を高めた。リーマンショックの数年前に出揃ったアルファ156、プジョー406、GGアテンザはそれぞれに大成功を収めた。
勝手な推測
ジュリアは、リーマンショック後の復興を期して、アルファ156をFR化してハイエンドなスポーツグレードが設定できるようにしたモデルだ。MAZDAも同じくGG/GHアテンザをFR化して、直6ガソリンでクルーズする至福のスポーツサルーンを青写真に描いていたはず。黒歴史と言ったら失礼だが、2012年に全面的なコスト見直しが迫られてGG/GHのコンセプトを全て撤回して、MAZDA3のシャシーを引き伸ばして中国&北米で売る平凡なミドルサルーンにしてしまった。今度はGJアテンザ/現行MAZDA6を撤回し、再びスポーツサルーンへと回帰させる狙いがあったと思われる。