意図しない若返り
ちょっとややこしいのは、サイズアップされディーゼルが搭載されたGJアテンザ/MAZDA6が、日本市場ではこれまでのGG/GHアテンザとは別のユーザー層を獲得してしまったことだ。ツイッターで見る限りだとMAZDA6に憧れる若いユーザーも結構多い様子。旧来と新興どっちのユーザーに迎合すべきか結論は簡単には出ないだろう。日本ではディーゼル搭載で話題性があったが、欧州ではすでにGHアテンザの時からメルセデスやBMWを圧倒するディーゼルが発売されていたために、GJアテンザのインパクトはそこまで大きくなかった。
藤原さん退任の理由!?
退任された藤原さんも、GJアテンザのフロントサスがストラットに変わることをインタビューで訊かれ、「かなり残念だけど会社の方針だから仕方ない」と回答している。GG/GHが欧州と中国で爆発的に売れた、今度のGJはアメリカ市場を狙おうとしたが、直4のみのエンジンで販売は苦戦。GG/GHの人気が爆発していた中国ではGJ発売後も3世代併売が行われていた。つまりユーザーが違うのだ。北米市場のニーズに応えるべくFRシャシーと直6投入へ踏み切ったと説明がされているが、北米ではまだどんなMAZDA6がウケるのか結果は出ていない。