良いクルマの条件
クルマが好きな人ほど「ミッション」で選ぶ傾向は強い。ボデー剛性やシャシーの素性の良さなども考慮するけど、結局のところ動的質感を司どる「エンジン」「ミッション」「サスペンション」「ステアリング」といった可動部の完成度こそがクルマの良し悪しに直結する。メーカー担当者の説明によるとCX-60も新型クラウンもこの4点に関してドイツメーカーに絶対に負けないほど作り込んだことが、クルマの価値の大半を占めているようだ。
ドイツ車を選ぶなら
日本市場でも長らく輸入車の代表格だったメルセデスEクラスやBMW5シリーズに対して、ユーザーが徹底して期待してきたのが「エンジン」「ミッション」「サスペンション」「ステアリング」の出来の良さだったと思う。中にはデザインやシート、インパネの素材でクルマの良し悪しを判断してしまう「ミーハー」もいただろうけど、メルセデスやBMWの縦置きエンジン車を選ぶ意味を考えれば、デザインや素材なんてどうでもいいと思う。まともな服装も選べない日本のオッサンのデザイン嗜好など、何の指標にもならないが・・・。