もっと売れる!?
「MAZDAってもっと売れてもいいですよね」・・・ディーラーで点検待ちをしていると、近くの商談テーブルからしばしば聞こえてくる会話。大都市近郊でクルマ持ちたがるのは、財力に余裕があり、見栄を張りたい人種ばかり。まともな人はあまり使わないものに固定費4万円以上なんて出さない。
だからこれからもMAZDAは「売れそうで売れない」メーカーのままになる可能性は高い。週末くらいしか乗る暇ないけど「どうしてもMAZDA車でドライブしたい」から多少の負担は我慢します・・・そんな典型的な「MAZDAファン」が今後大幅に増えるとも思えない。
マニア向けブランド
MAZDA車には、長距離を走っても飽きない不思議な魅力がある。日本市場や中国市場よりも欧州市場で売れている世界でもやや珍しいグローバルブランド(欧州ブランドのほとんどは中国市場50%以上が相場)ということもあり、欧州車っぽく作った結果なのだろうか、狙い通りに欧州で広く受け入れられている。
フォルクスワーゲンやBMWでも長距離を楽しく乗ることができる。だからMAZDAの専売特許ではない。あくまで「日本メーカーの中では長距離向け」というだけの話だ。ドイツメーカー車の新車価格がかなり割高だとは、特段に感じないくらいのお金持ちにとっては、MAZDAは騒ぐほどの存在ではないのだろう。