辿り着く理由
中古のドイツメーカー車はかなり割安に手に入る。相応のリスクもあると言われているが、「型落ち」のドイツ車が日本中で元気に走っているので、実際は大した問題ではないのだろう。「中古のドイツ車はちょっと恥ずかしい」そんなちっぽけな偏見を抱いている人々が、吸い寄せられるようにたどり着くのがMAZDAなのかもしれない。
私自身はMAZDA乗りであり、確かに新車のドイツ車は割高だと感じるし、中古のドイツ車にはほぼ惹かれないので、これらの条件に当てはまっている。しかしMAZDAにはドイツ車にはない魅力があると思っている。燃費のトヨタ、キャビンスペースの広さのホンダのように日本メーカーにはストロングポイントがあり、「衝突安全性のMAZDA」なのだ。
情報にアクセスすれば・・・
米国、欧州、日本のNCAPおよび、北米のIIHSは15年くらい前から誰でも手軽にテスト結果にアクセスできるようになっている。2012年に生産終了間際のGHアテンザを購入したが、これらの情報を見て比較検討したところ、MAZDAは絶対の魅力を備えたメーカーであることがわかった。ドイツ車や他の日本メーカーを完全に圧倒していた。
日本のカーメディアでは各種レビューで「IIHS」なんて言葉はまず出てこない。AJAJの極秘の規約の中で「タブー」になっているのもしれない。実際のところ2012年当時と変わらず、トヨタ、メルセデスといった日本市場で国産、輸入でそれぞれトップシェアのメーカーのスコアはあまり良くない。IIHSを参照したら買いづらくなる。