環太平洋のCセグ
販売価格とスペックのバランスに苦心するスバルとMAZDAだけど、インプレッサとMAZDA3は、北米・豪州といった成熟市場のスタンダードモデルとして一定の評価を得ている。カローラ、シビック、セントラ(日産)の3大Cセグに対し、十分にシェアをもぎ取っている。
VWゴルフはかなり前からGTIだけの投入になっている。カローラには170ps級の2Lダイナミックフォースエンジンが搭載される。セントラとインプレッサは150ps級2L自然吸気で2万ドルを切る低価格戦略。カローラが21500ドル、180ps級の1.5Lターボを搭載するシビックが24000ドル、180ps級の2.5L自然吸気を搭載するMAZDA3が22500ドルの設定。
北米グレードは日本にやってくる!?
この北米最前線のCセグラインナップをそのまま日本で展開して欲しいが、同スペックのエンジンで展開しているのはホンダとスバルだけ。カローラツーリングに台数限定で2L版が販売されていて、すぐに売けれたようだが、いつになったらプロパーで買えるようになるのか。MAZDA3も北米スペックが最後の切り札として準備されているのだろうか!?
強気な価格設定のシビックは、e:HEV、1.5Lターボ&MT、tyoeRの3台とも欲しくなる。「ジャパニーズ・ウルトラ・グランドツアラー」みたいな称号を付けたくなるくらいに完成度も高い。MAZDA3はスカイXに加えて2.5L自然吸気&ターボを投入してもあまり利益は増えないかもしれないが、シビックに対抗する姿勢を見せることがブランド力アップにつながるとは思う。