チョコレート・トップ
2022年末にもマイナーチェンジが行われ、「ブラウントップ」なるグレードが追加された。あと1年くらいは大丈夫じゃないか!?という楽観的な見通しはあるけど、同じ頃に限定車を発売した三菱ミラージュはすぐに販売打ち切りとなった。2021年末の「990S」に続くグレードが期待されたが、2017年末の「レッドトップ」、2018年中盤の「キャラメルトップ」と同じ幌の特別色を設定となり、2022年は「ブラウントップ」となった。
ドイツ製の幌を使った社外品が10万円くらいで用意されていて、カラバリもさらに豊富なのだけど、メーカー補償という呪縛が非DIY派には重くのしかかる。キャラメルからチョコレートになり、パッと見の派手さはかなり抑えられている。ボデーカラーに新たに追加された「ジルコンサンドメタリック」だとチョコレート幌がよく調和している。他にも「スノーフレイクホワイトパールマイカ」と「プラチナクォーツメタリック」の場合も通常のブラック幌より相性がいい。
幌とボデーカラーの関係
MAZDAの看板カラーである「ソウルレッド」と「マシングレー」はブラック幌の方が締まって見える。「ブラック」と「ディープクリスタルブルーマイカ」も同じくブラック幌の方がシャープな印象がある。しかし「ジルコンサンドメタリック」にブラック幌は、ボデーカラーと幌カラーのトーンが離れ過ぎていて、淡い色のパンツに、タイトなブラックのジャケットを合わせたようなぎこちない雰囲気がある(オシャレな人はやらない)。
2023年7月末日まで注文を受け付けるとアナウンスされている期間限定の特別仕様車「ブラウントップ」は、「ジルコンサンド」「ホワイトパール」「プラチナクォーツ」の淡い3色を選ぶならば、オンリーワンの選択肢になる。テラコッタというオレンジとブラウンの中間色のナッパレザーシートが標準装備されるグレードなので325万円とちょっと高い(Sレザーパッケージと同じ)。このシートカラーはMAZDAの内装カラー(他にブラック、ホワイト、グレージュ、タン、バーガンディ)の中でも一番良い気がする。