2Lは無さそうだ
ハイオク指定の1.5L自然吸気は、最大出力が132psでモード燃費は17km/Lほどになる。ハイオクとレギュラーの価格差を考慮に入れると2.5LガソリンのCX-5と負担感はあまり変わらないくらいだろうか。軽いクルマだからもっと経済性を期待しちゃいそうだけど、低トルク(15kgmほど)の縦置きエンジンで、プロペラシャフトを回せば、やはり機械損失は免れない。CX-60のようなディーゼルのハイトルクでガシガシ回せば縦置きでも良い燃費が出せるらしい。
そんな設計上の都合から、リタラクタブル・ハードトップのロードスターRFや北米ロードスターと同じ2L自然吸気の搭載を渇望する声もある。実際のところ約100kg重いにもかかわらず、2LのRFのモード燃費も15km/Lは超えている。やはり縦置きにはこちらのエンジンの方が合っている。・・・がしかし、2L自然吸気のトルクでも縦置きのプロペラシャフトを回し切るにはトルクが不十分という見方もある。
選びたいグレードは!?
中古車サイトを見ていると、北米版の「ミアータ」が見つかる。左ハンドルだとシフト操作が右手になるので、右利きの人は日本向け右ハンドルより乗りやすい。作っているのは広島だから、太平洋を往復して戻ってきた。さすがに左ハンドル車を日本で正規販売するわけにはいかないだろうけど、アウトレットとしてこっそり並行輸入業者に横流しとかできないだろうか。縦置きを考えても1.5Lよりは2Lの方がベターだ。
次のロードスターのコンセプトらしきものも登場し、カウントダウンが始まっている。もう2Lの幌モデルの日本正規販売はなさそうだ。現実的な価格のロードスターを買うならばら、現行グレードから選ぶしかない。「ブラウントップ」はあと半年。それ以降ならオーソドックスな「S」グレードかなと思う。ナビとかいらないし、トリムも樹脂製でいい。シートも特にこだわりはないし。