MAZDA時代の到来
10年くらい前から個人的には「MAZDA一択」だったのだが、EVシフトへの対応を求められた大手資本のメーカーがことごとく迷走したこともあって、「MAZDA一択」を感じている人は相当に多くなっていると予想している。実際にはMAZDA車を購入してみて、何かしらの気に入らない事態が発生して、MAZDAなんか二度と乗るか!!と逆の意志を固めた人もいるだろうけど、それでもMAZDA車はいずれもセールスポイントがハッキリしていて納得して選べる。
知り合いは誰もMAZDAには乗っていない・・・というハイソサイエティな人々には、御用達のハイエンドなスーパーカーブランドがあるのだけど、そうではない私のような一般人だと、MAZDAに乗ってみて「物足りない」という理由でBMWやマセラティの新車に買い換えるなんてバブリーな世相でもない。ちょっと語弊があるかもしれないが、BMWやマセラティであっても、MAZDAよりも明確にエモーショナルにクルマを作っていると言い切れない。
価値あるクルマ
BMWがかつての自然吸気エンジンのフィールを再生するために、高精度なツインスクロールターボを仕上げるなど、評価できるクルマ作りを行なっていることは十分に承知している。しかしMAZDAならば今でもガソリンエンジンは自然吸気が主流である。日本市場でMTが主流だった30年ほど前のBMWには独特の説得力があったけども、ほぼ全てのモデルが社外のトルコンATになって久しい今のBMWでは、ミッション自製が当然のメルセデス、レクサス、MAZDAとは、どうしても走りの精度に差が出てくる。
MAZDAとBMWのどちらが優れているか?は人によって見解が異なるけど、日本の道路を走ることに関してMAZDAへの信頼性はとても高い。東アジアの高温多湿な環境にも適応しているし、豪雪地帯も多い日本ゆえにAWD技術も欧州ブランドとは比較にならないほど進んでいる(欧州車のAWD技術はほとんど社外)。そして日本、北米、欧州の衝突安全テストにおいてもMAZDAはBMWをはるかに上回る成績を出し続けている。