情熱と伝統
MAZDA３、VWゴルフ、BMW１シリーズの３車のベースグレードで比較するならば、エンジンはMAZDAとVWが４気筒、BMWが３気筒で、MAZDAだけNAとなっている。サスペンションやステアリングはそれぞれ好みによるので優劣は難しいところ。個人的には３ブランドどれも好きなフィールだ。クルマにある程度の重量感を求めるならBMW、VWだろうけど、軽快感ならばMAZDAが優れている。
スポーツカー・ブランド(MAZDA、ポルシェ、アルファロメオ)と、ロードカー・ブランド(BMW、VW、メルセデス、スバル)で比較すれば、ロードカー・ブランドの方がCセグ・ロードカーの開発には向いていると思うが、スポーツカー・ブランド(オリジナルなスポーツカーの開発を行うブランド)の中でCセグにも熱心なMAZDAの立ち位置は独特だ。
米市場で無双するスバルとMAZDA
BMWやVWと互角以上のロードカーを作って大ヒットさせた歴史を持つのが、MAZDA、アルファロメオなどのスポーツカー・ブランドだ。ネット掲示板でMAZDAを批判する連中はおそらく知らないのだろう。ホンダも規模が小さい時代にはスポーツカー・ブランドとして名を馳せていたが、400万台売ってしまう巨大資本となった今は、純粋なスポーツカー・ブランドとは言い難い。
スポーツカー・ブランドもロードカー・ブランドも、トヨタ、日産、ヒョンデ、キアなどの東アジアの巨大資本とは一味違った、流行に流されない伝統を守っている。この中でも日本メーカーのMAZDAとスバルへの期待度は高いようで、どちらも世界100万台規模ながらも、北米市場で完全に主導権を握る立場に成長している。アメリカ人がテスラを捨ててスバルやMAZDAを指名買いする理由は、クルマの良さしか理由が見当たらない。
後記
最後までお読みいただきありがとうございます。この投稿は2025年1月23日時点での情報をもとに記述しています。今後とも日本市場で展開する自動車メーカーについて思うところを綴っていきたいと思います。