第6位 プリウス 2L・HEV (320〜392万円)
①加速性能「9」・・・ノート・オーラAWDに対するトヨタの返答。満充電時しか繰り出せないけど、0-100km/hで6.7秒は、ランエボ級の加速。夜中にMT車で片側2車線道路を走っていると、後ろに追従してきて回生を溜めつつ、前方に信号や前走車がいない状況を選んで、豪快に抜き去っていくプリウスに何度か遭遇した。単発の加速は確かに速い。
②燃費「9」・・・1.8L版のTHSよりモード燃費は悪化しているけども、それでも28.6km/Lは、他車と比べてまだまだかなり優位な状況。ただし自慢の加速性能を使わないで測定した結果であり、ポテンシャルを目一杯使って走ってしまうと実燃費は17km/L程度になるようだ。それでも決して悪い数字ではないけど。
③入門者「6」・・・独特の形状をしているコクピットデザインがハマれば良い選択だと思う。エクステリアもスペシャルティカーを目指して作っただけあって、歴代のプリウスの中でも極めて斬新で洗練されている。カローラも同じだけど、ナビシート前のダッシュボードが、あまりにも広大で、かつ機能性&デザイン性が皆無なのがとても気になる人には向かないかも。
④玄人志向「6」・・・トヨタブランド車に言えることだけど、レクサスとの差別化をハッキリさせるために、パドルシフトのような実用的な物理スイッチを付けない選択をする。燃費クラストップを目指すために、アクセル以外にユーザーによる人為的なエンジンへの制御ができないようにしている。さらにドライビングの幅を狭め自動運転へ向けてユーザーの意識を変えて行きたいのだろうか。
⑤QOL「7」・・・人によって意見は様々だけど、トヨタがアウディTTのようなアイコニックなモデルを作ったと言える。アウディTTのようにリゾート施設、高級レストラン、百貨店などどこにでも乗って行ける品格と手軽さを考えれば、乗り出し400万円は手頃感すらある。
合計37