あまりにも平凡過ぎる
コンパクトSUVの分類ではレクサスUX、レクサスLBX、カローラクロス、ヤリスクロスが同じカテゴリーにまとめられてしまうが、リアシートを使いたいならCセグのUX、カローラクロス、2シーターとして使うならBセグのLBX、ヤリスクロスで分かれる。リアシート利用=ファミリー利用と考えると、「家族のため」が絶対条件ならばカローラクロスとヴォクシーの選択が迫られる。2列目以降の家族スペースを優先するヴォクシーなのだけど、そこで敢えてデザインが平凡なカローラクロスを選ぶ理由はよくわからない。
ホンダに関してもヴェゼルとステップワゴンで問われる。ヴェゼルとフリードなら価格はほぼ同じ、ZR-Vとステップワゴンもほぼ同じの設定だ。カローラクロス、レクサスUX、ヴェゼル、CX-30、クロストレックが、リアシートが使えるコンパクトSUVなのだが、それぞれブランド内で一番だと断言できる位に個性が無い。失礼を承知の上だが、これらのクルマを街中で見かけると、「運転下手そうだから離れておこう」とか思ってしまう。
輸入車の良さ
クルマをオシャレに乗るならば、後席が使えるコンパクトSUVのうち日本車は避けた方が無難かもしれない。他人に懐具合を勘ぐられたくない感度の高い人は輸入車を選ぶだろう。MINIカントリーマン、ルノー・キャプチャー、VW・T-ROCなどをよく見かけるが、これらの輸入車の運転は比較的に上手い。MINI、ルノー、VWはブランドヒエラルキーが崩壊しているので、クルマ選びのストレスが少ない。一方でプレミアムブランドでコンパクトSUVを選ぶと露骨に「細客」扱いされそうだ。
MINI、ルノー、VW以外にも新型モデル投入に積極的なステランティスの各ブランドもいいかもしれない。アルファロメオ、DS、プジョー、シトロエン、フィアットもこのジャンルでしっかり日本市場のシェアを伸ばして定着して欲しい。ユーザーにとってもクルマ選びの選択肢は多い方がいい。日本メーカーはおすすめしないが、MAZDA・MX-30は、2ドア観音開きでスペシャルティカーとして個性的なので良さそうだ。