第4位 スカイライン
ここに挙げた12台の中で最も存続が危ぶまれている。北米向けのインフィニティQ50はVR30DDTT搭載の非電動エンジンモデルのみになっていて、それに合わせて日本市場でもハイブリッドが廃止された。現行の日産車の中で唯一のセダン。エクストレイルとセレナが完全e-POWER化に移行が進んでいるので、高速道路をロングツーリングするのに適したクルマはスカイラインとフェアレディZだけになる。
もうクルマでグランドツーリングする時代は終わった。新幹線やLCCで目的地に行きレンタル・モビリティを活用すればいい。ゲームチェンジャーを目指す日産の不退転な覚悟だってことはよくわかるからこそ、スカイラインの行く末についてあまり多くは語りたくないってのがクルマ好きの正直な気持ち。
第3位 スイフトスポーツ
北米市場でVWゴルフが「GTIのみ」になったように、スズキ・スイフトも日本市場の販売において大部分をスイスポが担うようになった。トヨタ同様に2000年頃から本格的に欧州市場を目指してスイフト、スプラッシュなどの普通車ラインナップを拡大する。ドイツ車を完全に圧倒する衝突安全性を誇った、北米向けのキザシを含め2000年代のスズキの新型モデルは高性能で知られる。
スプラッシュもキザシも廃止され、2000年代の走りのスズキを受け継いでいるのはスイスポくらいになってしまった。Bセグで200万円の走れるクルマ作っても、思慮の足りないカーメディアには上から目線で好き勝手に書かれるし、褒めてるつもりでちょっと馬鹿にしてるケースがほとんど。利幅も大きくないので儲からないからどのメーカーもやりたくないってのが本音だろう。