第2位 シビック
オデッセイが廃止になりNAの中型エンジンが姿を消した。ホンダというメーカーを選択肢の一つを考える一般ユーザーはともかく、NAのVテックにその価値のほとんどを見出していたコアなファンにとっては「ホンダが死んだ日」くらいの気持ちだったかもしれない。それに変わって導入されたのがシビックe:HEV。破天荒な力技で再びオンリーワンなスポーツレスポンスなユニットを投下してきた。
高速道路の長距離巡航に対応してエンジン直結モードを持つホンダのハイブリッドは、トヨタTHSや日産e-POWERと違い、クルマ好きが積極的に選べるHVである。400万円のワングレード設定で同クラスの輸入車が選び放題だけど、ちょっと乗っただけでクルマの価値が全然違うことがわかる。
第1位 ロードスター
現在は新規受注を停止中。シビックがエンジンに特徴を置くモデルだけど、ロードスターはバブル生まれの特装車であり、基本性能のアップデートはそれほど望まれていない。1.5Lモデルで300万円、2.0Lのリトラクタブルハードトップモデルがおよそ400万円。軽さを活かして同じ価格帯のシビック(1.5Lターボ、e:HEV)と同等の加速性能は確保されている。
MAZDAの中長期プランによると、ロードスターの電動化が予定されているらしい。CX-60というホンダや日産にはないような価格帯の高級SUVを販売するようになったMAZDAだから、それに見合った価格までロードスターを高性能化する可能性は高い。将来的な電動化が発表されてから、NDロードスターの販売は一気に上向いたらしい。みんな考えていることは同じなのだろう。