BRZとは「スポーツカー・ルネサンス」だ
トヨタの事情はどうあれ、スバルにとってはエンジン開発費稼ぎのインセンティブで始めたBRZだったが、独特の設計が海外市場でウケていて北米、欧州、オセアニア順調に販路を広げている。グローバルでは70%を超えるMT比率となっていて、スバルにとってはAWDターボスポーツのWRXだけではない、ブランドの多様性を主張する上で決して外すことのできないモデルに成長した。
海外市場のマーケティングは詳細がわからないけども、ある程度の年齢(50歳以上?)のユーザーを中心にハマっているのではなかろうか!? 70年代後半から80年代にかけて北米市場でのスポーツカー人気を牽引したポルシェ924、フェアレディZ、RX7を当時のスペック(サイズ感・パワーウエイトレシオ)で楽しみたい需要は、北米、欧州、日本、オセアニアに共通してあるだろう。
スバルはBRZを続けるのか!?
MAZDAはロードスターを黒字化させている。BRZも利益率こそスバルの水準に達していないかもしれないが、乗り出しを400万円以下に抑えてライン生産で採算が取れるスポーツカーとして成功した。手頃な価格で思う存分に乗り回せるスポーツカーは、ポルシェ、BMW、アルファロメオのハイエンド顧客志向(トヨタ、日産、ホンダも!?)も相まって、多くのスポーツカーに乗りたい人々を吸い寄せている。
スバル単独ではBRZの開発は継続されないのでは!?という見方もある。その理由の一つがBRZ用の専用エンジンだ。ブランド内で上級のスポーティモデルに採用される2.4Lの水平対向4気筒エンジン(FA24型)は、自然吸気のFA24Dと、ツインスクロールターボのFA24Fがある。ボア✖︎ストロークは共通だが、FA24Dにはトヨタ式の直噴とポート噴射を併用するD-4Sが採用されている一方で、FA24Fは完全なる直噴ターボだ。