トヨタ設計を切り離す
素人の勝手な推測に過ぎないが、トヨタがGR86をサーキット文化への入り口に位置付けているのに対して、スバルにとってBRZは、自社のシャシーや水平対向エンジンのポテンシャルを他社ユーザー(ホンダ?MAZDA?)に見せつけるスポーツカーとして機能している。兄弟車ながらGR86とBRZは、それぞれのメーカーにとってエンジン車をPRする重要なモデルとなった。
トヨタ、スバルともに次期モデルの継続には前向き(必要不可欠)ながら、GRのブランド戦略や、スバル主導でBRZ開発をしたいなどの隔たりが大きくなったのかもしれない。FA24Dの最大出力235ps / 7000rpmは、トヨタの厳しい基準だと燃料ポンプに負担がかかる直噴専用は許容されないようで、実績のあるポート噴射&直噴の併用が続いている。直噴化のメリットは燃費向上だが、直噴エンジンの普及より先にプリウスを発売しているトヨタにとっては、今後のHEV普及を見据えてポート噴射を維持する判断は妥当なのだろう。
2.5L自然吸気の感動
スバルの現行エンジンはFA24Dの他に、FB型(FB16、FB20、FB25)、FA型(FA24F)、CB型(CB18)があるが、全てが直噴化されている。次期BRZをスバル単独で開発中ならば、FB25の自然吸気か、ターボ専用のCB18のどちらかを使ったベースグレード(日本向け?)と、FA24F(ターボ)を使ったハイエンドグレード(北米・オセアニア向け?)が予想される。
RWDで軽量な設計を狙うなら、自然吸気のFB25が選択されそうだ。FB25がフルHEVと組み合わせられたためか、北米市場ではクロストレックの非HEVモデルがFB25に置き換えられている。自然吸気とはいえEJ25に近い排気量とボア✖︎ストロークを持ち、北米市場でのクロストレックの大ヒット(フォレスターを抜きスバルの最量販モデルになった)もFB25投入が大きく貢献している。