ディーゼル車に囲まれた社会で「規制」を叫ぶ
欧州で急速にディーゼル車への規制が強まっているらしい。前触れもなく『都市の中心部に乗り入れ禁止』という条例が制定される。ディーゼル車オーナーにとっては寝耳に水。もし規制地域に住んでいた場合はどーすればいいんだろうか!?日本でも同じことが起きるのか!?コンビニに納品するトラックはどーする!?『商用車は例外!!』とかいう片手間な法律を作って「社会の不満」を増大させるのがとにかくうまい日本ですから、どんどん消費が落ち込んだりするんじゃねーの!?仮想通貨の取引所認可の過程なんてだいぶブラックらしい。
BMWはビビってる・・・マツダは強気。
現行のF30系3シリーズではガソリンよりもディーゼルのバリエーションを2倍くらい多く設定していたBMWも相当に慌てたようで、次期3シリーズのディーゼルは2.0Lだけになるらしい。3気筒と6気筒は廃止!?・・・報道ばっかり見ていると、ディーゼルのイメージはあまり良くないと思いこんでしまいますが、「ディーゼルエンジンはもう終わった・・・」とか偉そうに言っているのはちょっと恥ずかしい。そもそもみなさんが食べている食品のほぼ全てをディーゼルエンジン車が日夜運んでいるのだから。日本人の生活を根底から支えていると言っても過言ではないディーゼルに対して「終わった」とか言ってる奴は、東洋経済や日経の『バカ』文系記者みたいだな・・・。
第5位 レンジローバー・イヴォーク (521万円〜)
ディーゼル車はイケメンが多い
ジャガーが2014年頃から売り出している「インジウム・ディーゼル」を横置きにして、横置きトルコンATとしてアイシンAW製と高級車向けミッション市場を分け合う、ZF9HPが組み合わされています。元々はアイシンAW製を使っていましたが、新型ディーゼルユニット導入とほぼ同じタイミングでZFに切り替わりました。同じく日本にディーゼルユニットを導入しているBMW、ボルボ、PSAにはアイシンAW製が浸透していますが、ちょっと特別なミッションを味わいたいという人には歓迎すべき変更なのかも。
ディーゼル、ガソリン共に妥協なし!!
Cセグベースですが、本格クロカンのブランド車ということで、1800kg前後のヘビーな車重。しかも4気筒しか積めないエンジンマウントなので、燃費よりも出力&トルクに優れる、初期のイヴォークが使っていたフォード製2.0Lエコブースト(240ps)、もしくは新型ディーゼルを用いるの2つしかソリューションはない。日本メーカーやドイツメーカーはとりあえず軽量化して帳尻合わせますが、ユーザー本位でクルマを仕立てるジャガー&ランドローバーはそれとは全く別の手法を採ります。軽くしないで、強力なユニットを使う。カーメディアはほぼ一方通行で新型モデルの軽量化を歓迎してますが、メルセデスやBMWの上級モデルが先代に比べて100kg軽くなったとか見かけると、「もう高級車じゃねーな・・・」ってちょっと悲しい気分になったりします。
第4位 マツダCX8 (319万円〜)
乗用車の概念がちょっと変わった
売れてます。車体重量、サイズなど妥協せず、高級感あるSUV型のピープルムーバーを目指したら、潜在ユーザーがめちゃくちゃたくさんいた。2000年代のミニバンブームの中で人気が出た高級ミニバン市場に、アルファード/ヴェルファイア、エルグランド、エリシオンの大手3社のモデルが名乗りをあげます。スカイラインのシャシーを使ったエルグランドのヒットはイレギュラーでしたが、結果的に「下取り価格をつり上げる」というトヨタのえげつない戦略でアルファード/ヴェルファイアが制した。不人気のホンダのエリシオンはモデル消滅!!その後にオデッセイに集約された。
日本メーカーの実力の見せ所
くだらねー説明はその辺にして、結局のところクルマってのは「魅力」が全て。どの日本メーカーにフルサイズのピープルムーバーを手がけて欲しいか!?期待するか!? どこの日本メーカーならば5メートル級のボデーを持て余すことなく、ユーザーに「これこそベストサイズ」と思わせる過不足なく中身の詰まったクルマに仕立てることができるというのか!?この中でどれが1位かわからないけど、ベスト3なら日産、三菱、マツダだと思う。この3メーカーは「質」にこだわることを社是として知っている。失礼だが他の日本メーカーにはそれがあまり感じられない。
第3位 シトロエン・C4グランドピカソ HDi(380万円)
ピープルムーバーといえば仏車
フランス車、3列ピープルムーバー、ディーゼルユニット。この3つが揃えば『正義』だと思う。ドイツメーカーが作ると、2列目3列目のシートが雑になる。アメリカメーカーが作ると、そのハンドリングは乗用車ではなくクルーザーになる。イギリスメーカーが作ると、無駄に価格が二倍になる。イタリアメーカーが作ると、半年で・・・何かが起こる。最後に日本メーカーが作ると、オシャレさが不思議と薄まる。発売されたばかりのベストカーに似たようなことが書いてあってギョッとした。フランス車のステレオタイプな説明だったみたい・・・。
ハイブリッドってなーに!?
フランス車ってドイツ車に比べて大味なアクセルフィールだったりする。日本車に似ているようで、結構距離感があるし、無駄に素材が重いんじゃないか!?って気がするけど、変に軽量化だったり、エンジンのアップデートをしていないからこそ味わえる魅力ってある。フランスブランドにとっては未だに「ハイブリッドって何!?」って感じらしい(PHVがそのうち出てくるだろうけど)。日本車もドイツ車もハイブリッドに乗ると乗り味の「薄さ」を痛感する。けどフランスブランドにはそーいうものはない。ハイブリッド嫌いなら、ディーゼルの野蛮なフィール&トルクは刺激的。
第2位 VWパサートTDI (422万円〜)
VWのディーゼルはまだまだ死んでいない
もはやネタでしかないですけど、フォルクスワーゲンのディーゼルユニットです。なんで日本にあるの!?一応は欧州メーカーで一番優れたディーゼル技術と言われています。欧州トップとはいえ・・・詐欺ですけど。説明によると、新しいEGR技術を使ってNOxの排出を抑えて、PM対策に新開発のフィルターを付けたらしい。こんなタイミング良く新技術が出てくるものだろうか?フィルター1枚くらい問題が起こる前から付けておけばいいのに。VWは日本で売る気満々ですけど、同じ系列のポルシェはディーゼルの出荷を全車停止中らしい。
ポロよりもパサートTDIがお買い得に見えるが・・・
これ以上問題が起こったらさすがにアウトなので、おそらく今なら安心して買うことができるんじゃないか!?もし本当に新開発技術満載のディーゼルならば、ドイツ本国生産モデルが回ってくる可能性も高そうだし。内外装も通常モデルよりしっかり作り込んであったりするかも!? なかなか予定通りに日本向けモデルが発売できていないようで、2017年中には1.5Lガソリンターボのゴルフを日本に導入するみたいなことを言っていたそうだが、それも反故になり、年明けに日本発売された新型ポロは・・・現状ではちょっと日本で乗るにはムリっぽい。
ガソリンよりディーゼルが安い!?
ガソリンの2Lターボモデルが510万円なのに対して、ディーゼルの2Lターボは422万円。マツダやBMWの感覚からすると、価格設定が意味不明なんですけども。ガソリン2Lモデルは、専用シートやエアロがついてくる特別グレードだかららしい。余計な装備なしの素のガソリン2Lなら300万円台で出せるってことらしい。とりあえず現状ではディーゼルがお買い得。
第1位 トヨタ・ランドクルーザープラド(415万円〜)
欧州でも大人気
現在のトヨタが世界で人気を誇る「高級SUV」がこのプラド。アメリカでも欧州でもコアな人気を誇る。どこよりも高い基準で綿密な製品を組み上げられるトヨタが、発売を継続するディーゼルは、2.8Lで177psのユニット。有名ライターの国沢氏はマツダが新たに発売した1.8Lディーゼル・116psを排気量の割にパワーが小さいと批判してましたが、欧州のディーゼルエンジンは色々ヤバいからさ・・・。トヨタとマツダが出力を抑え気味にして出しているディーゼル。特にトヨタは耐久性には定評がある。ランドローバーもいいけど、日本メーカーにも素晴らしいディーゼル&クロカンがあります。
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NK
インフラでも重要ですし二酸化炭素排出も少なく車以外でも内燃機関の縁の下の力持ちディーゼルエンジンですからね。
アクセルとブレーキの踏み間違え問題然り、大して車に詳しくないマスゴミが過剰反応するから世論も極端になる。
特に自分から物を調べようとしない輩がそういうバカニュースを鵜呑みにしてますから正に悪夢。
多分、マスゴミが逆にディーゼルエンジン素晴らしいなんて言ったら舌の根も渇かぬ内にEVなんて無理って考えが常識になりそうですね。
wpmaster
コメントありがとうございます。
本当にそうですよね。マスコミや政治家の能力も「国民の平均値」みたいなものなので、世の中に何も考えてないオッサンがあまりに多すぎるんじゃないの!?って思ってますよ。